ハートは、大切なものに気づかせてくれるシグナル
うまくいかないと感じて落ち込んでしまうとき、その、しぼんだ気持ちは、自分の能力への信頼や、相手への貢献といった、「大事にしているもの」があることを伝えてくれているのかもしれません。
「くやしい」と感じるとき、そのぞわぞわするような気持ちは、自分の価値を深く認め、受けとめていくという「大切にしたい想い」から生まれたものかもしれません。
どのような気持ちも、自分が本当に大切にしたいものは何か、ということを伝えてくれるシグナル。
「ネガティブ」と呼ばれる感情を否定して「ポジティブ」に変える代わりに、「あらゆる感情が、大切なことを教えてくれている」と捉えることができたなら、ひとつひとつの感情を大切にあじわってゆく。
そこから、自分自身と深くつながり、共鳴し、内側に宿る力とつながって、新しい視点から世界と関わりを築くことができる。
「いいひと」になるのではなく「嘘のない、本当の自分につながっていく」。
そういった「感情の知性(Emotional Intelligence)」を育むことが、人生を強く生き抜く力になるのです。
感情の知性、そして共感力を高めることは、自分らしい人生を歩むばかりではなく、勇気をもって新しいことに取り組んだり、相手と協力的な関係を築いたり、新しい価値を創造したり、多様性豊かな社会をつくっていく上でも、とってもパワフルな力となります。
国連や、マイクロソフトなどの先端企業でも伝えられているNVC(非暴力コミュニケーション)の考えをもとにした、このコミュニケーションカードを使って、気軽に、楽しく、自分の、そして相手のハートとつながる豊かな体験を身につけてみませんか。